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バッドノウハウとPalmOS

PalmOSデバイスを使っていると意外にバッドノウハウが少ないような気がする。
 インターフェースは手になじむし、マニュアルを読まなくてもそこそこ使いこなせるあたり、よく考えられているというか、こなれているというか。初心者でも簡単に使いこなせるし、使い慣れれば慣れるほど使いやすいと言うか。デバイスを使うだけならいわゆる「使いこなし術」のようなバッドノウハウは特に必要ない。
 ところがPalmOSデバイスから一歩外に出ると、そうはいかないのだなこれが。
 例えばインターネット接続しようと思うとこれがなかなか手強い。接続方法は比較的レガシーなシリアルポート、IrDAから、USBだったり、無線LANだったり、最近はBluetoothだったりと相手に合わせていろいろ。またこれが安定してないから手強い。PalmOS 4くらいまではシリアル周りに問題があってよくハングアップしたものだが、PalmOS 5からはどうなんだろう。
 MacOS XでのHotSyncなんて悲惨な状況である。PalmOS 日本語版はそもそも標準でサポートされていないので、古いバージョンのPalm Desktopをだましだまし使うか、無理して英語版にパッチを当てて使うか、サードパーティ製品(Missing SyncとかEntourageとか)を使うか、Apple iSyncを使うかとかで選択肢はたくさんあるのにいずれもそれぞれ問題があって悩ましい状況。バッドノウハウの固まりと言っても良かろうなぁ。
 それで自分はどうしているかと言うと、PalmOSによるインターネット接続は断念し、Buckup BuddySDカードにバックアップしてHotSyncはなるべく頻度を抑えるようにしている。
 悲しいかな、PalmOSは自立した端末と割り切って使うしかないのが日本の現状なのであ〜る。そんなことは無い、全然問題なく使えていると断言できる人は、バッドノウハウ症候群に十分冒されてると思うよ(なんてね)。