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iCalとiOS5リマインダーの微妙な関係

 iOS5でようやく標準搭載されたApple純正ToDoアプリ「リマインダー」。
 相変わらずAppleが作るPIMツールはいろいろと問題をはらんでいるようだ。
 OS X LionのiCalにもともと搭載されていたToDoとの同期が出来るようになり、名称も「リマインダー」と統一されたのだが、確認できただけでも次のような仕様(不具合?)で悩んでいる。
Work = 職場?
リマインダーやiCalで「Work」というリマインダーリストを作ると、リマインダーの中ではなぜか「職場」と表示される。ほかにも同じような変換規則があるのだろうか?

リマインダーの繰り返しの扱い
iCalのリマインダーには「繰り返し」の属性がない。そのため、iPhone側で「繰り返し」を登録すると、同期されたiCal側では表示は出来ても編集ができなくなってしまう。

iPhoneリマインダーでソート(並べ替え)ができない
一番困るのがこれ。iPhoneのリマインダーは登録順で強制的にソートされてしまうため、締め切り順や重要度順などでソートする手段がない。iCalの並べ替え設定を同期してくれればいいのに。

iPhone:ToDoアプリ

 Appleのやることは時々分からない。
 PIMと言えば、アドレスブック、カレンダー、メモ帳に合わせて、Todoも必須だと思う。iCalにも組み込まれているのにどういう理由があってTodoアプリをiPhoneに搭載しなかったのだろう?
 おかげでもって、Palmからの移行で一番頭を痛めたのがこのTodoであった。App StoreでTodoアプリを検索すると無料、有料を含めて大量に出てくる。それどころか、未だに新規登録が続いている状態だ。ここまで来ると、今更Appleも標準搭載はできまいなぁ。

Todo
 とにかくこの大量の宝(クズ?)の山の中から、これってものを探し出さねばならない。無料アプリから始めて、有料アプリにも手を伸ばし、落ち着いたのは結局、Todoであった。App Store開設初期の頃から存在し、それが故にTodoという一番目立つ名前で登録できたのだろう。初期のアプリにしては値段が1,200円とまた高いのだが、この値段や名前に負けないほど良くできている(AppigoのホームページにあるYouTubeムービを見れば一目瞭然)。繰り返しオプションが豊富である点が気に入った一番の理由だが、さらに加えて独自の同期アプリケーションによるiCalとの連携機能がほぼ完璧である。iCalとの完全に同期し、しかもグループまでもきちんと引き継いでくれる。
 日本語を入力・変換しているときに落ちたりすることもあるけれど、本格的な仕事用途に十分耐えうる機能を持っており、お薦めの一品だ。