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Thunderbird 0.6がリリースされたけど

アイコンがFirefox 並みにかっこ良くなり、MacOS X用テーマがAquaに合った洗練されたものになり、さらに新着メールが届くとDockアイコンも変化するなど、MacOS Xへの親和性が高くなったThunderbird 0.6 であるが、v0.5から改悪された添付ファイル名の扱いは直らないまま。
 MacOS Xではファイル名はDecomposed Unicodeというコードで管理されているらしい。これは例えば「バージョンアップ.txt」という名前なら「ハ゛ーシ゛ョンアッフ゜.txt」という具合に濁音と半濁音の文字がばらけたコードで管理されている。MacOS XEmacsTerminal.appに慣れた方ならこういう見え方はよくご承知かと。
 問題はThunderbirdがこのファイルを添付する際に、Decomposed Unicodeのままのファイル名で送ってしまうこと。ヘッダを見るとこんな具合→「filename="=?UTF-8?B?44OP44KZ44O844K344KZ44On44Oz44Ki44OD44OV44KaLnR4dA==?="」。他のプラトッフォームでこのDecomposed Unicodeをきちんと理解できるメーラやOSは何だろう? OSMacOS XWin2KWinXP。メーラはMacOS XThunderbirdMozilla Mailだけ? Oh! No!。確か0.4まではComposed Unicodeで送っていたので問題が無かったのだ。
 ちなみにMail.app はファイル名をJISコードでエンコードする→「filename*=ISO-2022-JP''%1B%24B%25P%21%3C%258%25g%25s%25%22%25C%25W%1B%28B.txt」。こちらの方がまぁまっとうかな。
 というわけで、せっかく美しいGUIとなったThunderbird for MacOS Xだが、添付ファイル名に関しては他のOSやメーラと互換性が無いリスクを鑑みた上で使いましょ〜。