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Entourage 2004 いまいち

MacOS X向けの統合環境と化したEntourage 2004 。数少ないMacOS X向け市販メーラで機能も充実しているのだが、未だThunderbirdに落ち着いているのには訳がある。
 Entourageをメーラに使えば、PIM環境、Office環境のすべてを一元化できて、ビジネス用としては理想的。さらにPalmとの連携によりモバイル環境も一元化できて言う事なし、のはずなのだが
 前バージョンEntourage Xに対してメーラにはいろんな機能追加がなされたが、今一つどうでもいい機能か中途半端なものばかり。メールをスレッド化するとGUIが派手派手なのでかえって見にくくなってしまうし、迷惑メール機能も学習機能が効いているのやら効いていないのやら
 一番困ったのは機種異存文字が表示できない事。ビジネスマンはインターネット素人が多いので、ありがちな丸数字や「()」を署名にまで書き込んでバカバカ送ってくる。通常のMacOS Xメーラであれば文字化けする程度なので、「マナーを知らない素人ユーザだなぁ」とあきれる程度ですむのだが、何とEntourage 2004は機種異存文字を表示してくれないのだ。エンコーディングを変えてもダメ。文字が欠けると文章の意味が通らない事もあって困ってしまう。
 一体どういう経緯でこのような「仕様」に変えてしまったのか、マイクロソフトに尋ねてみたいものだ。メーラ単体としてはお金を払ってまで買おうという気にはなれない。
 一方でオープンソースの雄、Mozilla MailThunderbirdは、機種異存文字を受信したらきちんと読めるように変換してくれる嬉しい気遣い。あまりにも両極端過ぎないかねぇ。