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今さらSherlock 3

いつの間にかMacOS XにおけるSherlock の地位が低下しちまったね。一時はインターネット検索のキラーアプリケーションのように宣伝されたのに、Sherlock 3にバージョンアップされてからほとんど話題になる事も無くなった。
 MacOS X 10.0から順にアップデートしてきたマシンの$HOME/Library/にはSherlock 2用チャンネルの残骸が残っていた。このチャンネルはMozilla検索プラグイン と同じ仕様だったのだが、Sherlock 3 にバージョンアップしてから仕様が変更になった上に、Appleもあまり宣伝しなくなってしまったのだ。
 今日、Pantherにアップデートして以来初めてSherlock 3を起動したら、サードパーティ製チャンネルを27個も自動ダウンロードしたのには驚いてしまった。この追加されたチャンネルにはGoogleVersionTrackerも含まれなかなか実用性も高そう。ただ日本語向けのチャンネルは含まれず、ネットでもgoo辞書 などあまり見当たらないという寂しい現状である。
 ところで、自動的に追加されたSherlockRSSというチャンネルはRSSURLを指定するとそのSherlock内でホームページを表示する。これはSherlock 3Safari Web Kitに対応していることを示している。もうちょっとカスタマイズすれば立派なRSSリーダとして使えるじゃない?つまりは現時点でのApple標準のRSSリーダと言ってもいいのでは?
 思えばブラウザにGoogle検索フィールドを組み込んだのはSafariが最初。Firefox がこれに追従したことで、ブラウザが検索ステーションの標準となりSherlockはいつの間にか忘れられることにRSSリーダ機能もSafari RSS に組み込まれ、次の「検索」はデスクトップ検索技術Spotlight に文字通りスポットライトが当たっており、ますますSherlockは忘れ去られそうである。