Focus of Interest -info-
Clumns for iOS, OS X, and more...
Navigation

CD買わなくなったなぁ

日経新聞の夕刊一面や、Internet Watchの記事などで報道されているように、2004年に合法的にダウンロードされた音楽の楽曲数が2億曲を越えたそうだ。そういえばCCCDなんてのが出現してからというもの、すっかりCDを買う意欲を無くしてしまったな。
 CCCDはアーティストの権利を守るためとか公式には言われているが、プレーヤが壊れても保証は無いし、音質も悪くなるのは公知の事実。個人的な意見としては、わざわざ音の悪い音楽なんて聴きたくないし、プレーヤを買い替えてまで1枚3000円もするバカ高いCDなんて何枚も買う気にもならない。そもそもアルバム1枚の中で気に入る曲は数曲しかないのだ。
 CCCDフォーマットでリリースしているアーティストは、自分の楽曲をユーザにより良い条件で聴いてもらう事よりも儲ける権利を優先したいか、会社の方針に逆らえないか、それらの判断能力がないかのどれかだろう。仮にCCCDが廃止されたとしても、そんな低レベルのアーティストの曲なんて今後とも聞く気にもならないCCCDはユーザがアーティストを選別する踏み絵になったと、皮肉にも思う。
 ところで、日本にも音楽ダウンロードサービスはたくさんあるが、価格が高過ぎる上にコピープロテクトが厳し過ぎる。要するに聞き流しを強制しているようなモノだ。ケータイでは着うたフルが普及し始めたが、これも実はオーディオ機器ではとても聴けない低音質の音楽を異常に高い価格で提供している。もっといい音で聞きたければCDを買えと言うメッセージだ。つまりは未だにCD販売のビジネスモデルから脱却できずにいるわけだ。
 サイレントユーザとしては、聴きたい音楽が良い条件で買える段階になって買えばいいので、それまでは過去に買いためたCDを聞いて楽しむ事にしよう。そのうちiTunes Music Store in Japanが始まって、1曲100円程度になり、アルバムも1曲単位で買えるようになって欲しいな。