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英辞郎をいろんな環境で使う

最新の英辞郎82 をダウンロード購入してPalmMacOS Xで使ってみた。NIFTYフォーラムで無償配布されていた頃よりも、有償になっただけあってはるかに用語数が増えており(132万語)、ツールも整備されて便利になった。これで1,980円ならえらくお得である。
 環境構築にはマサトレさん の「WDIC簡単レビュー 」が大変参考になった。THX!(thxは英辞郎でも検索できる!)。
 提供される英辞郎の最新版は82。英辞郎、和英辞郎、例辞郎、略辞郎と4種類あって、さらに使用するアプリケーション毎に辞書形式が異なり、テキスト形式、PDIC形式、Jamming形式と3種類ある。いろいろと試しているうちに、結局全てのファイルをダウンロードすることになってしまった。
 英辞郎のホームページからダウンロードできるのはWindowsEXEファイルだけであるが、内部はrar形式なのでMacOS XでもFink などでunrarをインストールすればコマンドラインから解凍可能である(unrar x file_nameてな感じで)。どういうわけか最新版のStuffIt Expander 9.0.1英語版ではパスの「」記号がディレクトリ構造に展開されずファイル名にそのまま埋め込まれてしまう。解凍そのものは出来るのだが、ファイル名が例えば「TEXT¥199809-1.TXT」というファイルがTEXTディレクトリに入らずに「TEXT¥」がファイル名に埋め込まれる。ナゾ。
 さて、これまでMacOS X環境ではJamming を愛用してきたが、Jamming形式辞書容量はテキスト形式の3倍以上の878MBとあまりに巨大になるので、フリーウェアである英辞郎ビュア 2.0 に乗り換えることにした。英辞郎ビュアはテキスト形式辞書を利用するので185MB程度で済むし、機能もそれほど変わらない。一点だけ注意が必要なのは、和英辞郎の辞書データだけは別配布のソーティングツールを使用して辞書を作り直さねばきちんと検索できなかった。Jammingは汎用の辞書ビュアであるので、英辞郎以外の辞書に使うこととしよう。
 一方Palmの方はこれまで大辞鑑 を愛用してきた(Zire 72+J-OSで正常に動作する)が、登録単語数が大辞鑑は英和、和英を合わせて18万語に対して、英辞郎では132万語と圧倒的に違うのでマサトレさん推奨のWDIC をインストールした。WDICは英辞郎のPDIC形式辞書をそのまま利用する。PDIC形式のファイルサイズは138MBなので、256MBSDカードならば余裕である。検索も大辞鑑の辞書サイズの10倍弱であるにも関わらず、非常に高速である。大辞鑑の方は国語辞典、漢字辞典、カタカナ辞典があるのでこのまま使い続ければいいかな。
 うーん、こういうマルチプラットフォーム、マルチアプリケーションのデータって貴重だなぁ。