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旧PowerBook G4で2本指スクロール!

テレビ東京系列のWBSで新PowerBook G42本指スクロールを見て、これはトラックパッドのファームウェアを書き換えてるんだから旧機種では無理なんだろうなぁと思っていたら、iScroll2 というツールがあるんですね。恐る恐る使って見たらこれがなかなか。
 トラックパッドはマウスが無い時の緊急避難デバイスと思ってたので、新PowerBookの2本指スクロールを見た時はかなり衝撃だった。Let's Noteのクルクルスクロールも面白いと思ったが、指の移動距離が大き過ぎていまいちだと思ってた。やはりユーザインタフェースにかけてはアップルの右に出るものは居ないなぁ。
 さて本題のiScroll2 MacOS X 10.3が必須だが、2005年以前のPowerBookiBookで利用可能らしい。全ての機種に対応しているわけではないので、使用可能かどうかをチェックするスクリプトが付属している。Darwinからマウスドライバのソースコードを引っ張り出してきて書き換え、標準ドライバと入れ替えるというかなり強引な技を使っている。ちょっとやばいかな?(いやかなり
 今のところ、インストーラなんて気の利いたものはないので、シェルスクリプトを実行してインストールや標準ドライバに戻す作業を行うことになる。シェルスクリプトと言っても.commandの拡張子なのでダブルクリックで起動でき、Terminal初心者でも少しだけ敷居は低いかな?"load_modified.command"を使えば一時的にドライバをロードしてお試しでき、再起動すると標準ドライバに戻るので最初の試用にはお勧め。気に入ったら"install_modified.command"でドライバを組み込めばよい。
 またドライバは2本指スクロールの方向によってファイルが異なる。_xy_yというのは2本指スクロール方向をそれぞれ縦横だけに制限するもので、_rotはたぶんLet's Noteのようなクルクルスクロールかな?_allは縦横以外にクルクルスクロールも可能ということらしい。
 幸いにして自宅のPowerBook G4はこのドライバに対応していたので、まずは_allのドライバで試してみた。怖いので当然"load_modified.command"。おお~!、縦スクロール、これは便利だ!Firefoxではちょっとスクロールが早過ぎるけどSafariではいい感じだ。速度の調整はシステム環境設定ではできないな。横スクロール、これはFirefoxは「戻る」「進む」になったりするFinderSafariでは問題なし。斜めにも動かせるけど、ちょっと指の動きと合わないかなぁ。慣れの問題かも知れない。
 アプリケーションによって解釈が違のは困る。まぁ取りあえず縦スクロールだけか、縦横スクロールだけに絞って使うのが無難だろうか。しかしOSがアップデートされたらどうなるか分からないし、設定を変える事もできないので、本格的に使うのはインストーラ等が整備されてからだろうか。