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Tiger使用感

怒濤のインストール作業が一段落して、ようやくまともに使い始めたMacOS 10.4 TigerPantherへのアップデート時よりも変化に富んでいるのではなかろうか。
気が付いた点を列記してみる。

起動速度が速い

大げさでなくPantherよりも起動時間が半分くらいになっている。前回の起動プロセスを復元している模様。代わりに起動プロセス表示が「MacOS Xを起動しています」の一言になってしまったので、ちょっと寂しい。

Safari RSS

そもそも肥大化したMozillaを反省して作られたSafariだったが、Firefoxに対しては今一つだった。ここにきて描画、起動速度、ページ読込み、JavaScript実行性能、互換性が一気に改善されて、再び使い物になるブラウザになった。ボールドフォントを持たない日本語フォントでも強調表示すれば太字表示されるようになったし、RSSブラウザも意外に良い。PDF Browser Plugin なしでもPDFを読むことができ、しかもその方が高速。FirefoxMacOS X対応が不完全なまま放置されているのが残念。

Finder

批判を浴びまくったMacOS X 10.0から着実に一歩ずつ前進している。未だに使いにくさは残るけれど、少しずつ使い勝手が良くなってきた。環境設定で「新規ウィンドウでカラム表示」を指定できるようになったのと、「詳しい情報...」ボタンは良い。Spotlightとの連携が徹底されているので、実ジョブで使い始めたら威力を発揮しそう。

QuickTime 7.0

早速Proへアップデート。複数ディスプレイがある時に、フルスクリーン表示する画面を選択できるようになった。以前はメニューバーがある方にフルスクリーン表示だったけど、環境設定で選択できる。また、iPhotoと同様に半透明な操作I/Fがポップアップするのはなかなか使える。HD対応が目玉らしいが、AppleHD Gallery を見て感動してしまった。ただ正直、QuickTime 6 Proからのアップデートプログラムが無いのは不親切だと思うが

Dashboard

常時デスクトップに表示されていると思ってたのだが、F12を押した時だけ現れるのね。邪魔臭いと思っていたが、慣れてくるとなかなか良いではないか。ただ、付属のDashboardで使えそうなのはWeather Newsくらいかなぁ。神戸の天気予報は"Kobe, Japan"で登録したら表示できた。なかなかよろしい。

Mail

ルック&フィールがメタル調になって、すっかり落ち着いた画面になった。添付ファイルの扱いが良くなったが相変わらず日本語周りの処理は悲惨。Thunderbirdは安定して動いているので、Mailへ移行するのはまだまだ無理かな。

 いずれ余裕ができたらiSyncにもトライしてみたい。