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Tiger:Canon LIPSドライバ不具合未だ解消されず

以前、CanonLIPSドライバがおかしいというレポートをしたが、未だにCanonからはドライバが提供されない。MacOS Xへの対応は、Canonの言うところの「優先順位」が低いということか?
 CanonLIPSドライバがおかしいとレポートしたのは528日。あれからもう5ヶ月も経つのに、Canonからは何の対応もなし。というのは言い過ぎで、ちゃんと動作確認情報628日に出ていた。
 これによると、現在のLIPSドライバはMacOSをハングアップさせてしまうようだ。応答が無くなるのはFinderだけかも知れないが、この状態になるとFinderもメニューバーもDockも動かず、強制終了も効かなくなるので、再起動しか手が無くなる。私の知る限りではTigerをハングアップさせてしまう始末の悪いブツは、このCanonのドライバだけである。
 イメージモードでは印刷は可能なので使えないことは無いのだが、ページ毎に画像変換してからプリンタに送信するので印刷速度はとても遅い。PantherではLIPSモードで印刷できたのだが、この時でさえ印刷できないフォントがあったりしてCanonはまじめにMacOS X対応を考えていないようである。
 日経ビジネス誌の1010日号によるとCanon選択と集中にかじを切ったそうである。本誌の内容は素晴らしいのだが、企業の収益はともかく、ユーザ対応もきっちりやって欲しいものである。対応しないなら「対応しない」と宣言するのも「きちんとした対応」の一つでもあるのだが、放置プレイ状態が一番最悪。
 ということで、レーザプリンタに関して言えば、CanonよりEpsonの方がはるかにマシ(なにせCanonでは印刷ができないのだからね)。Fuji Xeroxがベストチョイスの印象である。インクジェットはどうだか分からないが、一事が万事だろうかな。

 (12/2追記)11/17にようやくTigerに対応したLIPS4ドライバ(5.70)が公開された。LIPS4モードで印刷してもハングアップすることは無くなったようである。ただし、上記の動作確認情報のページは未だ更新されていない。