Thunderbird for MacOS XにWindows版Aquaテーマを適用!
Thunderbird for MacOS X用のテーマって実は少ない。Windows版のテーマをインストールしても、一番大きな問題としてスクロールバーが出てこないので使えない(事もないけど)。さらに悲しいことに、WindowsではAquaライクなテーマでMail.appっぽくカスタマイズできるのに、MacOS Xではそれができないっ。もどかしいっ。てことで、Windows版のテーマにパッチを当てて何とか使えるようにしてみた。
Thunderbird向けのAquaテーマは、Mozilla Updateにも上位(12月30日現在1位と2位!)に上がっている。CrossOverはPantherまでのMail.app風、Tiger MailはTigerのMail.appをかなり忠実に再現している。Appleからクレームが上がらないかとかなり心配もののテーマではある。だが、そこにある限りは使ってみたい。
んで、インストールしてみる訳だが、世の中にあるほとんどのThunderbird向けテーマと同じく、次の3点の問題点が顕在化する。
以下、細かい説明は省くが、Your Own Riskにて作業すればこれらの問題点は解消される。さらに、これらの作業はほとんどのWindows版テーマでも適用可能である。
まず一番簡単な問題点から。フォントを全体的に小さくしてみよう。個人のディレクトリにあるuserChrome.cssに以下の行を追加してThunderbirdを再起動するだけである。フォントやフォントサイズはお好みに合わせると良いだろう。
* {
font-size: 11px !important;
font-family: "Lucida Grande", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", sans-serif !important;
}
次に、メールフォルダ階層をオープンした時に▼アイコンに変化させるカスタマイズである。ここからはテーマファイル(jarファイル)をいじくるので、若干のスキルが必要となる。
さて、次は一番の問題であるスクロールバーである。これはThunderbirdのオリジナルテーマから必要なファイルを持ってくる必要があるので、難易度が上がる(難易度というよりも面倒度というか…)。
以上、かなり粗っぽい説明であるが、おそらく気がつく範囲のカスタマイズはできているはずである。
なお、これらの作業を行う際は、オリジナルのファイルは必ずバックアップしておくことがお決まりである。さらに慎重を期すならばThunderbirdのメールもバックアップしておくべきあろう。それだけやってもなお心配な人は、そもそもこのようなカスタマイズは行うべきではない。
んで、インストールしてみる訳だが、世の中にあるほとんどのThunderbird向けテーマと同じく、次の3点の問題点が顕在化する。
- 何とかなりそなう問題:日本語版で使用するにはフォントがやや大きめ
- 嫌な問題:メールフォルダの階層オープン状態を示すアイコンが▼にならない
- 一番大きな問題:スクロールバーが出てこない
以下、細かい説明は省くが、Your Own Riskにて作業すればこれらの問題点は解消される。さらに、これらの作業はほとんどのWindows版テーマでも適用可能である。
まず一番簡単な問題点から。フォントを全体的に小さくしてみよう。個人のディレクトリにあるuserChrome.cssに以下の行を追加してThunderbirdを再起動するだけである。フォントやフォントサイズはお好みに合わせると良いだろう。
* {
font-size: 11px !important;
font-family: "Lucida Grande", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", sans-serif !important;
}
次に、メールフォルダ階層をオープンした時に▼アイコンに変化させるカスタマイズである。ここからはテーマファイル(jarファイル)をいじくるので、若干のスキルが必要となる。
- カスタマイズしたいテーマファイル(xxxx.jar)をunzipして解凍する
- global/tree.cssをテキストエディタで開く
- twistyopenの1行(下記参照)を追加する。Windows版のテーマはたいていこの1行が無い。なおテーマによって、twisty(open)の内部は異なるかも知れないが、要するにこの1行が必要なのである。
- treechildren::-moz-tree-twisty(open) {
- -moz-appearance: treetwistyopen; /* ←この行を追加する */
- width: 10px; /* The image's width is 10 pixels */
- list-style-image: url("chrome://global/skin/tree/treetwisty-open.png");
- }
- tree.cssを保存して解凍したテーマをzipで再圧縮し直す。zip圧縮の一番楽な方法はStuffItを使うことだろう。
- あとは適当にこのパッチを当てたテーマにファイル名を付けて、通常通りテーマファイルとしてインストールすればいい。
さて、次は一番の問題であるスクロールバーである。これはThunderbirdのオリジナルテーマから必要なファイルを持ってくる必要があるので、難易度が上がる(難易度というよりも面倒度というか…)。
- テーマファイル(xxxx.jar)をunzipして解凍する
- Thunderbird.appのパッケージ内にあるclassic.jarをホームディレクトリのどこかにコピーする。classic.jarは以下のディレクトリにある。
- Thunderbird.app/Contents/MacOS/chrome/classic.jar
- コピーしたclassic.jarをunzipして解凍し、その中にある以下の2つのファイルを先に解凍したxxxx.jarのglobalディレクトリにコピーする
- global/nativescrollbars.css
- global/xulscrollbars.css
- xxxx.jarをzipで再圧縮し直して、そのテーマを通常のテーマファイルとしてインストールすると、スクロールバーが復活するのである。
以上、かなり粗っぽい説明であるが、おそらく気がつく範囲のカスタマイズはできているはずである。
なお、これらの作業を行う際は、オリジナルのファイルは必ずバックアップしておくことがお決まりである。さらに慎重を期すならばThunderbirdのメールもバックアップしておくべきあろう。それだけやってもなお心配な人は、そもそもこのようなカスタマイズは行うべきではない。