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Apple TV向け動画の作り方

Apple TVで再生できる動画を作ろうと思うと、もうPowerPCではつらい。
 前回のエントリで「同じコンピュータ内でiTunesのプレイリストを共有する方法がない」と書いたが、「iTunesを共有設定にして起動したまま、ファーストユーザスイッチでユーザを切り替えれば他のユーザでも利用可能」とのメールを頂いた。
 確かにそうなのだが、これはコンピュータ間の共有機能をそのまま持ち込んだだけだし、ユーザが2人ログインしたままiTunes2つ立ち上げてなければならないので、余りスマートな解決法ではないかなぁ。サーバ・クライアントの仕組みでいくんなら、iTunesのサーバとしてのプロセスはdaemon(サービス)として提供されるのが理想ではなかろうか。

 さて、Apple TVの動画コーデックはQuickTimeのプラグインで対応できるものくらいはサポートしてもらいたかったもの。おかげで手持ちの動画は再エンコードの必要が生じる。いろいろと試して見たが、QuickTime ProからApple TV形式に変換、またはiTunesに登録してから右クリックしてApple TV形式に変換というのが常道らしい。ところが画質も音質も全くコントロールできないし、変換速度もやたらに遅い。PowerBook G4 1.25Hzではもう無理っていうのが感想。
 前回紹介したVisualHubというシェアウェアを使えば、動画エンコーディングの機能満載の上、速度もQuickTimeより圧倒的に速い。Apple TVへの対応では、画質・音質の設定だけでなく、2パスエンコーディング、サイズの切り取りも可能。
 ついでに初代のMacBookCore Duo)でPowerBook G4と変換速度を比べて見たら、3倍も速いことが分かった。Universal Binaryのソフトも増えてきたようだし、そろそろIntel CPUCore 2 Duo)へ乗換え時か(って、動画変換時間だけで決める問題じゃないだろう!)。