プリンタ：6年間の進化

2007/07/14 17:55 Mac OS X

６年前に買ったエプソン製のインクジェット・プリンタだが、使用頻度が低くてなかなか壊れてくれなかった。それでもさすがに、経年変化（寄る年波？）に耐えられなくなってきたのか、印字かすれがなかなか直らないのでようやく買い替えたわけだが…。６年間のメーカ努力の成果というか、デジタル機器の進化の速さをまさに体感することになった。

　これまで使ってきたのはエプソンのプリンタ専用のエントリー機、PM-720C。当時まだ複合機は高かったし、自宅で印刷というと年賀状くらいのものだったので、エントリー機で十分だったのだ。それなりに動いてくれたとは思うが、肝心な時にインクがかすれてしまい、修正も利かなくなってきたのでついに新機種に踏み切る次第となった。
　そんで最近のインクジェット機をいろいろと調査を始めたのだが、世の中ずいぶん変わっていた。
複合機が安い
昔のインクジェット機と同じ値段でスキャナ、コピー、メモリカードからの写真印刷ができるようになってる。印刷専用機だと1万円切ってるし…
とにかく印刷が速い
６年前のプリンタは高速印字でもせいぜい２～３行ずつギコギコ印刷していたものだが、今やわずか３回くらいヘッドが往復するだけでＡ４が印字される（主に文字のモノクロ資料）。うぅぅ、早く買い替えておけば良かったぁ…
トレイ内蔵
Ａ４用紙をプリンタ内部のトレイに内蔵できるようになってる。もういちいち用紙を差し込む準備がいらないのね。
機能満載
とにかく機能が多い。ずっと欲しかったスキャナ、コピー機能はもちろん、スキャナからのPDF化、OCR、メモリーカードから写真印刷、DVD・CDラベル印刷…、一体いくつ機能あるの？

　ここまではどのプリンタもほぼ同じ仕様。
　ここから本題の製品絞り込みだが、次の３点でキヤノンのPIXUS MP600と決まった。

とてもコンパクトでスマート
エプソンやHPと比べ、とてもコンパクト。突起・突出物がなくスマートである。デザイナの心意気を感じる一品だ。凸凹していないと、ホコリも溜りにくいし、掃除もしやすいといったメリットもあるんだよね。

Mac OS X対応
驚いた事に、Mac OS X版もWindows版も、ドライバや付属ソフトは同じ機能である。一昔前では考えられないことだ。Mac版のドライバや付属ソフトには制限、制約が満載だったのに。

コストパフォーマンス
同じ価格帯の複合機で、同程度の機能を持つメーカがなかった。エプソン、HPなどに比べて製品開発とマーケティングでキヤノンが一歩リードしているように思える。というより、両雄のもう一方であるエプソンはどうも後手後手になっているのでは？

　最近の買い物の中では一番満足度が高い結果と相成ったのだが、一番よく使っているのはCDジャケット写真のスキャンのような気がする。もちろんご想像通り、iTunesのアルバムアートに使うのだ。うーん、なんだかなぁ。

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