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Apple TV 2.0

Apple TVのファームウェアが1.1から一気に2.0へアップデート。主にミュージック再生についての変更点をみてみよう。
 2週間リリースを待たされた2.0では、ビデオレンタルやFlickr.Mac Webギャラリーとの連携が注目されているが、メインであるミュージック・プレイヤ機能も改善されている。大きく変わったなぁと思ったのは次の2点。
  • iTunesの「並べ替え」に対応し、アーティスト名もアルバム名も日本語の読み順にソートされるようになった(やったぁ!)
  • 階層メニューに対応。プレイリストのフォルダがちゃんと階層表示されるようになった。メニュー上ではどれがフォルダかが判りにくいのが難点だが、シンプル・イズ・ベスというところか。

 一方で、歌詞表示やミュージックビデオの連続再生に対応してくれなかったのは残念だ。
 それよりも(たぶん)新たに加わった問題として、iTunes 7同様、再生するたびにジャンル名が日本語ジャンル名に勝手に置き換わって行く仕様になってしまった(例えばRockロックなど)。これは取りあえず、iTunesの方にTune-up iTunesでジャンル名のローカライズを行わないようパッチを当ててさえいれば、同期してもiTunesへ影響は及ぶことはなさそう。Apple TV内のジャンルはどんどん書き換わってしまう訳だが(うーん、何とかならんかね?)。
 このほか個人的には、iTMSPodcast番組を直接ブラウジングできるようになったのが意外と便利。ビデオレンタルできない日本ではひょっとしたらこれが一番キラーアプリっぽいかも(少なくとも自分の中では)。いきなり10本くらい楽しんでしまった。iTunesよりもインタフェースが見やすいからだろうか。TVでチャンネルを回しながらラジオを聴いていく感覚であり、なかなか新鮮な体験である。
 今回はインターネットとの融合を一歩進めたのが「売り」なのだろうが、インタフェースの改善にはまだまだ余地がある。シンプルさを追い求めて、ギリギリまで機能を絞り込むあたりはAppleの真骨頂であるが、もう一歩踏み込んでもいいんじゃないかとも思うけどねぇ。