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Thunderbird 2でSpotlightを使う

標題通り。MacOS X 10.5ではややこしい手順が必要だが、Mac OS X Hintsに掲載されていたので日本語訳を覚え書き。
 10.5: Make Spotlight index Thunderbird 2.0 messagesという記事によると、以下のようになる。元記事はIMAP専用に書かれているが、POP3向けにも追記しておく。
  • Thunderbird.importerをダウンロードし、ダブルクリックすると/Library/Spotlightにインストールされる。
  • Thunderbirdで、環境設定→詳細→一般→高度な設定の「設定エディタ」を開き、mail.spotlight.enabletrueに設定。
  • Macを再起動。その後、ターミナル上で/usr/bin/mdimport -Lの出力を確認し、Thunderbird.importerが正常に登録されているかを確認する。
  • 自分の「書類」フォルダ(~/Documents)の中に、Thunderbird用のフォルダを作成(例えば「Thunderbird.emails」という名前などで)。
  • Thunderbirdを起動していないことを確認し、IMAPのアカウントの場合は~/Library/Thunderbird/Profiles/xxxxx.default/ImapMailフォルダ、POP3アカウントの場合は~/Library/Thunderbird/Profiles/xxxxx.default/Mailフォルダを新規作成したThunderbird.emailsフォルダにコピーする。残念ながらシンボリック・リンクでは動作しないので必ずコピーすること。
  • ネットワークを切断してからThunderbirdを起動する。ツール→「アカウント設定」で、IMAPアカウントの場合は「サーバ設定」の「メッセージ保存先」を~/Documents/Thunderbird.emails/ImapMailPOP3アカウントの場合は~/Documents/Thunderbird.emails/Mailのそれぞれのアカウント名のフォルダに再設定する。
  • Thunderbirdを再起動し、ネットワークを接続する。きちんと動いていることが確認できたら~/Library/Thunderbird/Profiles/xxxxx.default/ImapMailMailフォルダは削除しても構わない。
これでSpotlight検索を行うと、Thunderbird検索結果は「書類」カテゴリとして扱われるようになる。

 メールフォルダを移動しなければならないのは、LeopardSpotlight~/Libraryフォルダを検索してくれないための措置である。
 これでようやくThunderbirdSpotlightに対応するようになったが、面倒であると同時にセキュリティ上にどうかという疑問がないわけでもない。メールがわざわざxxxxx.defaultというランダムなフォルダ名で保存されているのは、容易にフォルダ名を推測されないためなので、まじめにセキュリティを考えるならば、Thunderbird.emailsフォルダ名を第三者に分かりにくい名前に変えるなどの工夫が必要だろう。