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iPhone:データベースの決定版!?

 iPhone OS 3.0の登場間近。わくわくする〜。その一方で、ようやく落ち着きつつあるiPhone利用環境を、また一から構築し直さないといけないのではという不安もあり。最先端を走るためには、走り続けないといけないジレンマもあるからね。
タップフォーム
 さて、iPhone用のデータベース・ソフトの紹介である。今回ご紹介の一品はタップフォーム1.7(App Store)。あえてバージョンまで書いたのは、1.6から一気に使いやすくなったから。ちなみにこれまでお薦めしていたのはiSort(App Store)の方だった。
 iSortもタップフォームも、実は管理するデータベースにほとんど違いはない。デスクトップとの同期は、iSortWebブラウザ、タップフォームはSyncDocsを利用するという違いはあるものの、どちらも日本語CSVimportexportも安定しており、同じCSVファイルを双方自由にやりとりできるほどだ。
 一番の違いは、iSortがリスト画面で3つのフィールドを同時に表示できる上、さらに各フィールドの並び替え(ソート)を自由に変えられること。ソートに関しては、開発元がフランスにある(?)ため、日本語のソートが不完全なのはご愛敬。Forumはほとんどフランス語だし開発者も英語が不得意らしいので、リクエストを出せないのが悲しい。
 ようやく本題のタップフォームの話に入ろう。こちらは日本語ローカライズがきちんとサポートされていて、データベースのサンプルも(全然使えないけど)あらかじめたくさん登録してあり、初心者がすぐに使い始められるようになっている。アイコンや画面などのI/FiSortに比べてすっきりしており使いやすい。なのに、1.7登場まで使わなかった理由というのは、フィールドのソートを自由にカスタマイズできなかったという一点に尽きる。だってソートはデータベースの基本だからね。
 それが1.7になり、ようやくフィールドソートのカスタマイズに対応(しかも3つのフィールドまでソート登録可能)。さらにリスト画面に2フィールドまで表示もできるようになり、データの可読性も一気に高くなった。これを機にiSortからタップフォームへ移行したという次第。まだフィールドのカスタマイズ画面でしかソート方法を変更できないので、iSortのようにリスト画面で自由に、というのには程遠いが、実用上は問題ないだろう。あともう少しリストのフォントサイズを小さくなれば、日本語データの可読性がよくなると思うな。
 何となくだが、両方のアプリのバージョンアップ動向を見ていると、お互い意識しているような雰囲気もあるような。機能実装ではiSortがリードしており、タップフォームがそれをキャッチアップしている印象。ユーザにしてみれば良い製品が使えればいいだけなので、どっちもがんばって欲しいな。