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iPhoneのバックアップ時間が長い原因を発見!

 iPhone OS 3.0にアップデートして、楽しみと苦しみの両方を味わっている最中。
 だが、一番の問題はiTunesへのバックアップに時間かかりすぎること! 3時間半かかって半分も終わらない。いい加減頭に来て、本気で原因調査を開始した。そしてその諸悪の根源は「AppSniperのアイコン・キャッシュ」だった!
AppSniper
 iPhoneのバックアップ・ファイルは、Macの場合、~/Library/Application Support/MobileSync/Backupのフォルダに、符号化されたフォルダ名で保存される。当然、最新のタイムスタンプのフォルダが最新のバックアップだ。
 iPhoneのバックアップ中にこのフォルダの中身を見ていると、どんどんファイルが増えていくので、一向に前進しないiTunesのプログレスバーにじりじりしなくてもよくなる。うーん、ファイルは確かに増えていっているけどなに!? 3時間半で12,139個のファイル? そりゃいくらなんでも多すぎだろ!?
AppSniper Alert
 バックアップ・データは、xxxx.mdinfoxxxx.mddataという2つのファイルで一組になったSQLightのデータベース、平たく言えばSpotlightのデータである。バックアップされたばかりのxxxx.mdinfoファイルをエディタで無理矢理開くと、icon, AppSniper, IMGの文字が見える。ふうん、AppSniperのデータをバックアップ中か。じゃあ、2時間前にバックアップしたファイルはやはり”AppSniper”だ! こいつか! AppSniperだけで1万個以上のデータ、それはキャッシュ以外に考えられない。
 後はもう簡単。即、バックアップを中断し、iPhoneAppSniperを開き、Configの画面を探すと、下から2番目の目立たないところに「Clear Icon Cache」があった。これを押すとポップアップ・メッセージが現れ、「iTunesと同期する前にキャッシュをクリアしておくと、バックアップ時間をかなり短くできるよ」だと。orz
 OKすると、えらく時間がかかり(1万個以上だからそりゃそうだろう)、バックアップを再開したところ、見違えるようにバックアップがどんどん進み、わずか7分で終了。バックアップ・ファイルは1,800個程度。iPhone 3.0にアップデートして最初のフルバックアップなので、こんなもんだろう。2度目のバックアップ(同期)は1分以内で終了。いや、もう、脱力。