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XBMC on Apple TV 2.4

 前回の記事(XBMCをApple TVにインストール(脱獄)!)からの続き。
 Apple TV 2.2, 2.3で
ATV USB Creatorを使ってXBMC Media Centerをインストールした後、Apple TV 2.4へアップデートしてしまうと、当然ではあるがXBMC.appやメニュー(Launcher)は消え去り、さらにssh, sftpサーバ機能も失われてしまう。一方で、Mac OS X版のATV USB Creator 1.0.b10もまだ正式にApple TV 2.4に対応しているわけでもない。
 そこで、一部手作業が入るが、とにかくApple TV 2.4でXBMCを復活する方法(もちろんクリーンインストールも可能)について追記しておく。元ネタは、
ATV USB Creatorの掲示板である。掲示板にはWindows版のパッチについても記載がある。
 なお、ここから先はYour Own Riskでお願いする。この通り作業を行ったとしても、Apple TV OSごと吹っ飛ぶ可能性は捨てきれない。そうなったら工場出荷時状態に戻すどころか、修理送りということだってあり得る。

  1. まずは準備するものは前回と同じ、512MB以上のUSBメモリ、Mac OS X 10.5か10.4の母艦、そしてATV USB Creator 1.0.b10
  2. イメージファイル(2Z694-5660-029.dmg)をダウンロードし、ATV USB Creatorのzipファイルを解凍したdownloadsフォルダに保存するatvusb-creator-1.0.b10/downloads)。
  3. USBメモリをMacに差してからATV USB Creatorを起動し、USBメモリのデバイスドライバの確認と、「XBMC/Boxee for Mac」と「ATV-Patchstick」をプルダウンメニューから選択する。ここまでは前回と同じ。
  4. さらに「Choose a DMG」ボタンを押し、先ほどダウンロードした2Z694-5660-029.dmgを選択する。
  5. 最後に「Create Using ->」のボタンを押すと、Apple TV 2.4にパッチを当てる起動用USBメモリが完成。
  6. ここからは前回の記事HOW-TO install XBMC on your Apple TV7番目に戻って、作業を継続すればよろし。
 作業を完遂すれば、無事、Apple TV 2.4でXBMCが起動できるようになる。ここからは注意点だけを列挙する。
  • 初期状態ではLauncher 0.8なので、最新のバージョンLauncher 3.1にアップデートする。
  • XBMCの最新版をダウンロードする。以前のAtlantisバージョンはメニューからなくなり、最新の9.04.1のみダウンロード可能。
  • もしApple TV 2.3でXBMCをインストールした事があるのなら、XBMCでの設定は残ったままなので、起動後すぐに利用可能である。
  • 当然だが、カスタマイズして日本語フォントをインストールしていた人は再度作業が必要である。
  • 元ネタの掲示板ではmkvファイルで音声が出ないなどのトラブルもあったようだが、Apple TVを2回リブートしたら直ったそうだ。まだ一部不具合が残っている可能性もなきにしもあらず。
 以上でXBMCは復活する。Apple TVのハードウェア仕様が非力なのと、XBMCそのものもまだまだ最適化が足りないため、大画面の動画再生は相当無理がある。SMBサーバにアクセスできる点が、一番のメリットなのかな。