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iPhone 3GS:高速化の恩恵

 むかし、むかし、パソコンの世界ではCPUクロック競争というものがありました…、と始まってもいいくらい、最近はクロックよりもコア数とかバス幅、さらに言えば液晶の広さとかSSD搭載とか、周辺装置のスペックの方が重要だったりする。
 iPhone 3GSは外観はほとんど変化がないし、機能の大きな変化と言えばビデオ撮影機能くらい…。しかし、そんなことはどうでもいいくらいとにかく速い! 高速化の効能みたいなものをちょっと挙げてみると…。

  • Safariが速い!:iPhone G3と比べて圧倒的に待ち時間が短くなった。Wi-Fi環境下でサーフィンすると、母艦のMacBook Proよりもかえって快適。プラグイン、アドインを組み込んでいない分、サクサク動くのと、タッチ操作で気持ちよく手軽にブラウジングできる。携帯電話でのWebブラウジングの概念を変えたと言ってもいいだろう。
  • ファイル転送も高速!Air Sharing Proや、iDicなどで、USBやWi-Fiを使った母艦とのファイル転送も速くなった。ストレージの読み込み速度だけでなく、明らかに書き込み速度も速くなっている(2倍とは言えないかも知れないが)。数GBサイズの転送もストレスがない。
  • 当然パックアップも速い!バックアップ時間トラブル以降iPhone 3Gでのストレスはほとんどなくなったが、iPhone 3GSではそれをはるかに超えて、あっという間に終わる感じ。
  • iPod再生も余裕!:ひょっとしたらメモリ増量効果の方が大きいかも知れないが、音楽再生しながら日本語入力しても、かな漢字変換や画面描画が操作に余裕でついてくる。3Gの時のような遅れがまったく見られない。こうじゃなくちゃ。

 iPhone 3GSのハードウェア・スペックで、やっとiPhone OS本来の良さを引き出せるようになったのではなかろうか。
 パフォーマンスの違いだけでここまで端末の印象が変わるというのは正直驚きだ。これまではPDAやスマートフォンで、速度やMPU、GPUのスペックなんてほとんど無意味だったけれど、iPhone 3GSの登場によりそれが変わるかも知れない。