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iTunes10のヘルプが真っ白(解決)

iTunes Help
 新デバイスがリリースされるたびにアップデートされるiTunesだが、ついにバージョン10まで達した。
 新規インストールすればトラブルは起きにくいが、なにせ1.0からアップデートを繰り返してきたので不具合にも遭遇するというものだ。

 今回のiTunes 10へのアップデートでは、ヘルプメニューから「iTunes ヘルプ」を見ようとしたら真っ白なヘルプビュアのウィンドウだけが開き、コンテンツを読めなくなってしまった。「iPod ヘルプ」「iPhone ヘルプ」「iPad ヘルプ」「Apple TV ヘルプ」も読めないので大変始末が悪い。

 iTunes.app本体を屠ってみると、ヘルプファイル本体は、
/Applications/iTunes.app/Contents/Resources/Japanese.lproj/iTunes Help/
にあり、ヘルプの実体は、最初に「iTunes ヘルプ」メニューを参照した際にinfo.apple.comからhttpダウンロードされて、
$Home/Library/Documentations/Help/iTunes Help
に保存する仕組みとなっている。つまり、何らかの原因でヘルプコンテンツをダウンロードする機構が走らない模様。

 ここで、新しいアカウントを検証用に作成して、まっさらの状態からiTunes 10を起動すれば、ヘルプビュアで「iTunes ヘルプ」を正常に表示できた。つまり、トラブル原因はネットワークではなく、ヘルプビュア関連の設定ファイルであろうと推測できたわけだ。

 ヘルプビュアが参照するのは、以下の2つのキャッシュフォルダ。
$HOME/Library/Caches/com.apple.helpd
$HOME/Library/Caches/com.apple.helpviewer
これらを削除して、本体を再起動したが削除する前のヘルプを表示してしまい「iTunes ヘルプ」が読めない現象も直らなかった。これ以外にどこかにキャッシュされているらしいが、もう1歩だ。

 そこで、サードパーティ製のシステムメンテナンスツールOnyXを使うことにした。OnyXメンテナンス>再構築>ヘルプビュアーを選択して、ヘルプの再構築を実施。その後、本体を再起動すると完全にヘルプを初期状態に戻すことができた。この状態でiTunes 10を起動したら、正常に「iTunes ヘルプ」のダウンロードが始まり、問題解決!