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OS X LionのSpotlightとTime Machineの不適切な関係

 Lionにアップデート後、Time Machineのバックアップ・ディスクがアンマウントされないのはSpotlightが原因。気長にSpotlightがバックアップのインデックス作業を終えるのを待てば、いつかはアンマウントされるとレポートした。1度インデックス作業が終われば、Spotlightが忙しくなることもないはず。

 ところがその後も、頻度は下がったものの、
Time Machine バックアップが同じ原因でアンマウントが遅れる事態が起こったのだ。システムのログを見ると、mdworkerが過去のバックアップのインデックス作業に勤しんでいる様子… 過去1年分のバックアップをさかのぼって一生懸命インデックスの再構築をしているようなのである。そのあおりを食らって、たとえ数十MBでもTime Machineのバックアップ時間が20分以上かかることがざら。もう勘弁してくれ。

 最後の手段として、過去の遺産である
Time Machine バックアップ(約340GB)を別のHDDに退避した上で、Spotlight再構築sudo mdutil -E /)をし、Time Machine バックアップも1から作り直すことにした。バックアップ先のTime CapsuleとはギガビットEthernetでつながっているとはいえ、100GBの新規バックアップともなると15時間かかってしまった。

 新規バックアップの結果は劇的である。
 
Time Machine バックアップでのSpotlightインデックス作業は止まった。いや、実際には動いているのかも知れないが少なくともユーザ感知外のレベルにはなった。バックアップ作業も3分くらいで終了するし、バックアップディスクは即座にアンマウントされる。Snow Leopard時と変わらないレベルに落ち着いた。

 
今回得られたバッドノウハウは、「Time Machine バックアップ上では旧OSとの混在は避けた方がよろしい」。